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ジャズやフュージョンのアルバムのレビュー

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リー・リトナー 「RIT」

「RIT」は1981年に発売されたアルバムで、ボーカルをフューチャーしたフュージョンとロックの融合を目指した作品です。ロックファン側から見るとサウンド的にはフュージョンとロックの融合よりも、さらに一歩ロック寄りの内容。「RIT」は自身の名前から付けたものであり、いわばセルフタイトルのアルバムです。

3、7、8曲目などサウンド面にシカゴの影響が多く見られるため、現在ではアルバムの「AORのテイストを取り入れた」などと書かれたりしていますが、この当時の「AOR」の定義はしっかりとしており、シカゴはAORと呼ばれてはいませんでした。それが80年代の終わりともなると何でもかんでも「AOR」と呼ばれるようになってしまいます。このアルバムに参加しているビル・チャンプリンがシカゴに加入するのが翌年の1982年。これも何かの縁だったのでしょうか。

4曲目の「イズ・イット・ユー」はビルボードのシングルチャートで15位まで上昇したヒツト曲。でもよく聴くとボーカルをエリック・タッグからジョージ・ベンソンに取り替えてしまえば、誰もジョージ・ベンソンの曲と疑わないと思います。
ちなみに、この曲がヒットしたのと全く同時にクラーク・デュークプロジェクトの「スィートベイビー」もヒットしており、フュージョンの曲が2曲同時にシングルチャートを賑わすという珍しいことになりました。

参加しているメンバーもたいへん豪華です。

リー・リトナー(g)
ハーヴィー・メイソン(ds)
デヴィット・フォスター(key)
ドン・グルーシン(key)
リチャード・ティー(key)
ジェフ・ポーカロ(ds)
ルイス・ジョンソン(b)
ジェリー・ヘイ(tp)
ビル・チャンプリン(vo)
エリック・タッグ(vo)

(曲目)
1. ミスター・ブリーフケース
2. テル・ミー・プリティ・ライズ
3. ノー・シンパシー
4. イズ・イット・ユー
5. ドリームウォーク
6. カウントダウン
7. グッド・クエスチョン
8. スマイリン
9. オン・ザ・スロウ・グライド
10. ノー・シンパシー(リプライズ)

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