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ジャズやフュージョンのアルバムのレビュー

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チャールズ・ミンガス 「ミンガス」

チャールズ・ミンガスの「ミンガス」はキャンディド時代の1960年に製作されたアルバムです。

キャンディド時代といっても1960年は、まずマーキュリーで「Pre-Bird Mingus」を製作。次作の「Mingus At Antibes」(Juan-les-Pins Jazz Festivalのライブ)はアトランティックより発売。そしてキャンディドとなる訳ですが、1961年になると、またアトランティックでアルバムを製作しています。
でもその後も所属レーベルをユナイト、インパルス、プレステージ、ブルーノート、コロムビアなど、ころころと変えていきます。

キャンディドは小さなレーベルで、録音はニューヨークのノーラペントハウスサウンドスタジオで1960年10月20日と11月11日の2日間で行われ、その時に録音された曲は22曲で「ミンガス」「チャールズ・ミンガス・プレゼンツ」「Reincarnation Of A Love Bird」の3枚のアルバムに収められました。また収録されなかった曲も、翌年モザイクから発売された「The Complete Candid Recordings of Charles Mingus」に収められたり、後に他のレーベルからアルバムにまとめられて発表されています。

このようなマラソン・セッションというとマイルスが、プレスティッジの契約を片づけるために2日間で24曲を録音し、「ワーキン」「スティーミン」「リラクシン」「クッキン」の4枚のアルバムを出したのが有名ですが、ミンガスもそれをマネしたのでしょうか。

アルバムはスタジオ録音ですが1曲目と2曲目の頭に、ミンガス自身がライブ風のMCを入れています。 1曲目の「MDM」はモンク、デューク&ミンガスの略で、デューク・エリントンの「Main Stem」、セロニアス・モンクの「Straight, No Chaser」、ミンガスの「Fifty-first Street Blues」で構成されたもの。「ストーミー・ウェザー」はエリック・ドルフィーの構想。「ロック・エム・アップ」は情緒不安定となり病院の精神科に入院していた時の体験にもとずいて作った曲です。 「ミンガス」はレコード会社から「完全な自由」を与えられて作った作品。文字どおり商業主義(大手レーベル)とは、かけ離れたミンガスが聴けます。

(Personnel)
Charles Mingus (b)
Lonnie Hillyer (tp)
Ted Curson (tp)
Charles McPherson (as)
Eric Dolphy (as, bcl)
Booker Ervin (ts)
Paul Bley (p)
Dannie Ritchmond (d)

(曲目)
1.MDM
2.ストーミー・ウェザー
3.ロック・エム・アップ
4.リインカーネーション・オブ・ア・ラブ・バード(ボーナストラック)
5.バグス(ボーナストラック)

キングレコード KICJ 8372 1,980円
(オリジナル・テープからの24bitリマスタリング盤)


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